<バズバス(BazBus)で観光する>
南アフリカのMust-doといえばバズバス(BazBus)です。前回記事ではケープタウンからジェフリーズベイまでの道中を紹介しましたが今回はもっと手頃な1dayツアーについて紹介したいと思います。
バズバスには3dayから6dayまでのサファリツアーもありますが、そこまで時間が取れないという方は1day日帰りのケープ半島ツアーがおすすめです。これがとにかく充実の1日間なのです。
しかし、私の出だしは待ち合わせ場所でピックアップされず…という悲劇から始まりました。理由は良くわかりませんが時間を過ぎてもバズバスが宿にやって来ない。そんな悲壮な思いでバズバスに問い合わせのメールを送ってみたらタクシーで迎えに行くとのことでした。幸い本番スタート前にバズバスに乗り込めてホッと一息。車内の大半は欧米系旅行者でしたが観光ツアーだけあってフレンドリーな雰囲気でした。
このツアーの醍醐味は、野生のペンギンに出会えたり、荒野をサイクリングできたり、喜望峰を見晴らせたりと、とにかくケープタウンのワイルドな魅力を網羅していることにあります。そして、その後も一緒にケープタウン滞在を楽しめそうな友達と出会えることもバズバスならではの魅力です。
何の巡り合わせか私はジェフリーズベイからの帰りの車中で一緒だったオーストラリア人女性とも再会しました。世界は狭いというか、それぐらい定番の観光ツアーなのです。
しかし、気になるのは子供のように節操ない韓国人女性がいたこと。この子がのちにオーストラリア人女性の怒りを買うことはさもありなんなわけですが。
なお、ツアーには陽気なガイドさんが添乗してくれて街や自然の見所を面白く解説してくれます。平易な英語なので気楽に楽しめます。
さらっと、主なルートを案内するとこんな感じです。
まず、最初の見所はボルダーズビーチの野生のペンギンたち。遊歩道から観察するだけで直接触れることはできませんが、人間に興味があるのか歩道の隙間から顔を覗かせたりしてとにかく可愛い。
それから、ケープ半島の高台まで移動するとマウンテンバイクが用意されており、皆で荒野を疾走します。
麓まで降りるとちょっとした休憩所があり、そこでランチタイムです。各国の旅行者とも話が弾みます。
そして、最後は喜望峰があるケープポイントへ。ケープポイントの頂上までトレッキングして見下ろす喜望峰は圧巻でした。
そして、皆で記念撮影。旅の終着点のようなところなので各自思い思いに写真を撮り合っています。
が、ここでちょっとしたトラブル勃発。先ほどの韓国人女性、車中でもガイドの話を遮ったり、車窓を独占するように身を乗り出しと迷惑気味だったのですが、オーストラリア人女性が自身を撮ってもらうために撮影ポイントに回ったところ、この韓国人女性が場を譲らず写真に写り込んでしまいました。
写真のプレビューを見たオーストラリア人女性はちょっと怒り気味に韓国人女性に詰め寄り、口論していました。私はあまり関わりたくなかったのですが、その韓国人女性の近くにいたもので若干巻き込まれ気味に話を聞いていました。
「あなたはもっと周囲の人を楽しませるように大人になるべきだ」とオーストラリア人女性。あまり意味がわかっていないのか「自分は身をかがめて写っていないから大丈夫」と主張する韓国人女性。韓国人女性に非があるように思いながらも円満な仲裁の方法がわからない私。
なんだか後味の悪さが残りましたが、充実した1日の満足感を振り返ればそれもまた旅の糧。自分もまたより良い旅人になりたいと思うわけでした。