旅する人生のはじめ方

海外旅行、語学留学、世界一周、海外出張、国際恋愛、サーフトリップの楽しみを語ります。

初めてのオーストラリア東海岸サーフトリップ

バリ島サーフトリップから帰国して間もなく、私はオーストラリア東海岸へのサーフトリップを考え始めました。
映画館で観たサーフィン映画「ドリフト」が最初のきっかけだったでしょうか。
あるいは、語学留学している友達がたまたまオーストラリアに滞在していたからかもしれません。

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 いずれにしても、調べれば調べるほどオーストラリアはビギナーにとっても快適なサーフトリップ先に思えてきたわけです。
そこで今回はもう少し自分のペースでサーフトリップを計画してみました。

旅の概要はこんな感じです。


滞在期間:
 2013年9月8日(日)から15日(日)までの7泊8日
宿泊場所:
 サーフエヌサンビーチサイドバックパッカーズ(前半3泊)
 ノマッズバイロンベイホステル(後半4泊)
費用内訳:
 往復航空券/約10万円
 レンタカー5日分/約2万円
 宿泊費/約2万円
 サーフィンスクール/約2万円
 食費/約3万円
 雑費/約8万円
 合計/約37万円

前半はウォーミングアップのつもりでサンシャインステートサーフィンスクールという日本人向けのスクールに通うことにしました。
宿は1泊3千円程度のユースホステルに泊まりましたが、格安であることに加え、様々な外国人旅行者とも交流できるのでとても楽しかったです。
なお、雑費が膨らんでいるのは現地で新しいサーフボードを調達したためで、この出費がなければ合計費用は30万円以内でした。

ゴールドコースト空港に到着すると私はタクシーに乗りサーファーズパラダイスに向かいました。
少し時間が余っていたので中心地を散歩して、カフェで朝食をとりました。
しかし、コーヒを注文するもコーラと間違われたり、私は入国早々にして自分の英語力に軽いショックと不安を覚えたのでした。

午後からはサーフィンスクールです。
サーファーズパラダイスの波はちょうどパワフルな九十九里といった感じでした。
しかし、なぜか九十九里のようには乗りこなせず、私はカレントに流されながら悶々。
海に上がってからはスクールメンバーたちと食事をしたり、アドレナリンパークのスリングショットに乗ったりと楽しみました。
やはり異国の地で日本人に出会うと寂しさからかすぐに仲良くなります。
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それから宿に戻るとルームメイトが集まっていました。
出身はドイツ、カナダ、イギリスなど様々で、お互い簡単な挨拶をした後は各自ベッドに転がり気ままに過ごしていました。
もちろん、話せば話すだけ仲良くなれそうでしたがが、英語のできない私は話せば話すほどもどかしくなるばかり。
夜になると英語圏の人たちは楽しそうにお酒を飲んでいましたが、私はその光景にちょっと寂しさを感じながら改めて英語を頑張ろうと決意したのでした。

そして夜が明けると再びサーフンスクールです。
この日はスピットというサメ出没ポイント(というのも、このビーチはサーファーズパラダイスの中で犬の散歩ができる唯一のビーチなのでその臭いにつられてサメが寄り付くらしい…)での練習でした。
でもやはり相変わらず板がすんなり滑り落ちないあたり浮力不足のようでした。
私は思い切って浮力のある板に買い替えることにしました。
そして、不要になった板は翌日のスクールで出会ったサーファーガールに気前よくあげちゃいました。

ところで、サーファーズパラダイスも4日も過ごすと少し飽きてきます。
そこで今度はレンタカーを借りて、オーストラリアの最東端、バイロンベイに移動することにしました。
なお、初めての海外ドライブはドキドキでしたが、オーストラリアは日本と同じく右ハンドル左通行なので、ラウンドアバウトと呼ばれる円形交差点さえ注意すれば問題ありませんでした。
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バイロンベイに到着した私は現地で語学留学中の友達と久々の再会を果たしました。
その夜はナイトクラブで遊び、翌日はホームパーティを開いたりして過ごしました。
私は友達の暮らしぶりや前向きな頑張りから多くの刺激を貰えた気がしました。
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もちろん、パスやタロビーチといったバイロンベイのメジャーポイントでも私はサーフィンを楽しみました。
しかし、私がもっとも印象に残ったのはキャパリタビーチでの光景でした。
夕方になると学校帰りの地元のキッズたちが続々と海に入ってきて見事なリップを決めていきます。
小さな女の子もびっくりするくらい上手い。
そして日が沈むまで練習して帰っていきます。
私はこの素朴な光景がとても微笑ましく、何とも言えない幸せな気持ちに包まれるのを感じました。

理想郷、そんな言葉がぴったりなのかもしれません。
私はこのオーストラリアに新しい故郷を見つけたような気がしました。
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